モンゴルは9月が新学期。9月から、県内の一校で試験的に新しいカリキュラムが組み込まれることになりました。新しい教科書、新しく出来た指導書。
算数の指導書には、去年一年間、先輩隊員やJICAのプロジェクトと共同して行っていたセミナーの内容も少なからず生かされていました。
その中で今までと一番大きく異なるのは、「お茶、体操、学活」の時間が一時間とられるようになったということ。
しかしながら、体操と言われても、何をどうしたらいいか分からなかった先生方。他県のセミナーで聞きつけてきた、日本のラジオ体操を教えてほしいという依頼を受けました。
そこで予定を変更し、一週間1年生から5年生まで資料を作って毎日ラジオ体操指導!
体の動きやどこを伸ばしているのか、何の為の運動か、また楽しく教えるためには・・・と工夫をこらし、どうにか一週間で大体の動きを習得させることができました。
今日は1年生の図工の授業と、授業後の話し合いがありました。
「ねんどでじこしょうかい」という単元を設定し、ねんどで作品を作る際に指導すべき方法や、子どもの考える力を伸ばすための発問、教具を作成して授業にのぞみました。
作品ができたらみんなで鑑賞会。自己紹介の練習をしてから、「こんにちは、わたしは○丸です。私は○○が好きです」と自己紹介をしながら、作品を鑑賞していきました。
これは自分で、音楽を聴いているんですって!
→「警察の車と、きのこと、花が好き」
↓「オオカミとが好き!」動物の造形は、驚くほど上手なモンゴルの子どもたち。
時間ぎりぎりまでねばって、自分の満足いく作品を紙いっぱいに作り上げた子もいました。
出来上がった作品は、それぞれ全く違うもの。個性豊かな作品に、先生達も感動していました。
さて、明日は4年生の算数の指導案検討。今から翻訳&指導案作成です。がんばるぞ!